家電4品目はなぜ粗大ごみに出せないのですか?

結論

テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)・エアコンは「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」の対象品目で、メーカーが回収・リサイクルする仕組みが法律で定められているためです。市区町村の粗大ごみ受付に申し込んでも「対象外です」と案内されます。

4品目には鉄・銅・アルミなどの資源が多く含まれ、冷蔵庫とエアコンには冷媒のフロン類も使われています。そのため、自治体ではなくメーカーのルートで適正に処理する制度になっています。粗大ごみナビに収録している各市区の公式情報でも、家電リサイクル4品目は「収集できないもの」として明記されています。

対象の範囲も確認しておきましょう。テレビはブラウン管式・液晶式・有機EL式・プラズマ式のいずれも対象ですが、電池のみで動くもの・建築物に組み込む設計のものは対象外です。エアコンは室内機・室外機とも対象で、壁掛け分離型・窓用が含まれます。冷凍庫、衣類乾燥機・洗濯乾燥機も同じ扱いです。一方、店舗や事務所で使う業務用のエアコン(天井埋込型など)や、パソコン用モニターは対象外で、別の制度で処分します。

4品目のリサイクル料金はいくらですか?

処分費用は「①リサイクル料金+②収集運搬料」の合計で決まります。①は法律に基づく全国共通の仕組みで、品目・区分・メーカーごとに金額が決まっています。主要メーカーの料金例をまとめます。

品目区分リサイクル料金(主要メーカーの例)
テレビ液晶・プラズマ・有機EL式15型以下:1,870円/16型以上:2,970円
ブラウン管式15型以下:1,320円/16型以上:2,420円
冷蔵庫・冷凍庫170L以下/171L以上3,740円/4,730円
洗濯機・衣類乾燥機縦型・ドラム式・乾燥機とも同じ区分2,530円
エアコン室内機・室外機のセット990円

※ テレビは2026年9月時点、冷蔵庫・洗濯機・エアコンは2026年7月時点の主要メーカーの料金例です。

金額はメーカーにより異なるため、正確な額は家電リサイクル券センター(RKC)の料金検索でメーカー名から確認してください。②の収集運搬料は引き取りを依頼する店舗・業者が独自に設定しており、数千円程度が目安です。自分で指定引取場所へ持ち込めば収集運搬料はかかりませんが、郵便局振込方式でリサイクル券を作る場合は振込手数料が別途かかります。エアコンはさらに取り外し工事費(数千円〜1万円程度が目安)が加わる点に注意してください。

4つの引取りルートはどれを選べばいいですか?

4品目とも、正規の引取りルートは共通して次の4つです。買い替えの有無・購入店が分かるか・自力で搬出できるかで選びます。

ルートこんな人に費用
① 買い替えと同時に引き取り新しい製品を購入する人リサイクル料金+収集運搬料。配送と同時に引き渡せるため手間が最少
② 過去の購入店に依頼買い替えはしないが購入店がわかる人リサイクル料金+収集運搬料。販売店には引き取り義務があります
③ 指定引取場所へ自己搬入車と人手があり費用を抑えたい人リサイクル料金+振込手数料(郵便局振込方式)。自分で運ぶ費用は別
④ 自治体案内の許可業者に依頼購入店が不明で自分でも運べない人リサイクル料金+収集運搬料。お住まいの市区の案内窓口で紹介されます

迷ったら①か②の「お店に頼む」ルートが、手続きも搬出もまとめて任せられて確実です。費用を最優先するなら③の自己搬入で収集運搬料を節約できます。テレビは比較的軽く乗用車でも運びやすい一方、冷蔵庫やドラム式洗濯機は重く、2人以上での搬出が安全です。

⚠️ 「無料回収」をうたう業者には渡さないでください
  • 巡回トラックや空き地の無料回収では、積み込み後に処理費を請求されるトラブル事例が報告されています
  • フロンが回収されないまま処理される例や不法投棄につながる例があり、環境省・自治体が繰り返し注意喚起しています
  • 家庭の廃家電を収集運搬できるのは、市区町村の許可を受けた業者か、市区町村から委託を受けた業者です

粗大ごみで出せるものは料金をチェック

家電4品目は対象外ですが、テレビ台・ソファ・ベッドなどは、多くの場合、自治体の粗大ごみ収集が民間の有料回収より費用を抑えられます。全国478市区の料金を無料で検索できます。

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リサイクル券はどこに貼りますか?

郵便局振込方式でリサイクル券を作った場合は、振込済みの券(現品貼付用)を機器の指定位置に貼ります。位置は品目によって異なります。

いずれの品目も、銘板(型名ラベル)の上には貼らないでください。ほこりや汚れを拭いてから貼ると剥がれにくくなります。引き取り時に案内があればそれに従ってください。

品目ごとの準備と注意点

引取りルートは共通ですが、当日までの準備は品目ごとに異なります。詳しい手順は各品目の記事で解説しています。

周辺品は粗大ごみや小型家電回収へ【料金例】

テレビ台・電子レンジ台などの周辺品は家電リサイクル法の対象外で、自治体のサイズ・分別基準により、粗大ごみや小型家電回収などに分かれます。電子レンジも家電4品目には含まれず、粗大ごみとして扱う自治体が多い一方、サイズ基準によって小型家電回収や不燃ごみになる自治体もあります。粗大ごみナビに収録している自治体公式データ(2026年5月時点)から料金例を挙げます。

市区品目料金
練馬区テレビ台(幅1m未満)/電子レンジ400円/400円
横浜市テレビ台/電子レンジ台500円/500円
千葉市テレビ台(小)/(大)390円/780円
八王子市電子レンジ500円

※ 2026年5月時点の収録データに基づく金額です。サイズ区分や金額は市区により異なります。「本体はリサイクル券・台は粗大ごみ」と出し方が分かれる点に注意してください。

よくある質問

家電4品目とは何ですか?
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象となる、テレビ(ブラウン管式・液晶式・有機EL式・プラズマ式)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコン(室内機・室外機)の4つです。いずれも市区町村の粗大ごみでは収集されず、メーカーが回収・リサイクルする正規ルートで処分します。
家電4品目の処分費用は全部でいくらかかりますか?
リサイクル料金(主要メーカーの例:テレビは液晶・プラズマ・有機EL式が15型以下1,870円・16型以上2,970円、ブラウン管式が1,320円・2,420円=2026年9月時点。冷蔵庫は170L以下3,740円・171L以上4,730円、洗濯機・衣類乾燥機2,530円、エアコン990円=2026年7月時点。メーカーにより異なります)に、収集運搬料(依頼先により数千円程度)を加えた金額が目安です。指定引取場所へ自分で持ち込めば収集運搬料はかからず、リサイクル料金+郵便局の振込手数料で処分できます。エアコンは取り外し工事費が別途かかります。
購入した店がわからない場合はどうすればいいですか?
郵便局でリサイクル券を作る「料金郵便局振込方式」を使います。メーカー名と区分からリサイクル料金を調べ、郵便局の家電リサイクル券に記入して振り込み(振込手数料が別途かかります)、券を機器に貼って指定引取場所へ持ち込みます。自分で運べない場合は、お住まいの自治体が案内する収集運搬許可業者に引き取りを依頼します。
リサイクル券は機器のどこに貼ればいいですか?
薄型テレビは背面の左上部、ブラウン管テレビは正面から見て右側面の上部、エアコンは室外機の右側面上部(取手の下あたり)、冷蔵庫・洗濯機は本体の側面など見やすい位置に貼ります。銘板(型名ラベル)や画面の上には貼らないでください。引き取り時に案内があればそれに従ってください。
テレビ台や電子レンジも家電リサイクル法の対象ですか?
対象ではありません。テレビ台・電子レンジ台などの周辺品や電子レンジは、自治体のサイズ・分別基準により、粗大ごみや小型家電回収などに分かれます。料金の例では、練馬区のテレビ台(幅1m未満)400円・電子レンジ400円、横浜市のテレビ台500円、千葉市のテレビ台(小)390円です(2026年5月時点)。本体とは出し方が分かれる点にご注意ください。

掲載している料金・申込方法は各自治体の公式情報をもとに作成していますが、改定等により実際と異なる場合があります。お申し込み前に必ず各自治体の公式情報をご確認ください。リサイクル料金は主要メーカーの料金例で、メーカー・時期により異なります。お手続き前に家電リサイクル券センター(RKC)の料金検索でご確認ください。

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