声をかけられたら何をすべきですか?
その場で品物を渡さず、「今日は結構です」と断って構いません。家庭の粗大ごみを収集運搬できるのは、市区町村の許可を受けた業者か、市区町村から委託を受けた業者です。廃品回収車(巡回トラック)には、積み込んだあとに料金を請求された、連絡先が分からなくなったという事例が報告されています。まず自治体の正規料金を調べてから、落ち着いて判断しましょう。
「ご家庭でご不要になった家電・家具、無料で回収いたします」。スピーカーの音声を聞いて外に出たところ、「今なら積んでいけますよ」と声をかけられる。こうした場面は突然やってくるため、準備がないと流されやすいものです。
大切なのは、その場で決めないことです。相手はすぐ次の場所へ移動しますが、粗大ごみは今日中に手放す必要はありません。「今日は結構です」の一言で断って、家に戻ってから調べる。それだけで多くのトラブルは入口で避けられます。
なぜ「無料」と言えるのですか?
再販できる品だけを無料で引き取り、ソファーやマットレスなどは「対象外」として料金を請求する、あるいはトラックに積んでから「運搬費」「処分費」を提示する仕組みが考えられます。「無料」の背景や、テレビ・冷蔵庫などの家電4品目が無料になりにくい理由は「無料回収」チラシの見分け方の記事で詳しく解説しています。この記事では、声をかけられた「その場」での3ステップと断り方に絞って解説します。
声をかけられたときの3ステップと断り方の例
「今日は結構です」「自治体に申し込む予定です」と伝えて断ります。理由を説明する必要はありません。家の中に入ってもらう、玄関先まで品物を出すといったことも避けましょう。
例文:「今は出すものがないので結構です」名刺やチラシをもらえるなら受け取り、車両ナンバーと日時をメモしておきます。一般廃棄物収集運搬業の許可、または市区町村からの委託があるか質問し、答えが曖昧なら見送りましょう。
控えた情報は、あとで自治体に確認するときに役立ちます家に戻ってから、お住まいの自治体の粗大ごみ料金と申込み方法を確認します。正規料金を知っておけば、業者の提示額が適正かどうかも冷静に判断できます。
粗大ごみナビなら市区と品目を選ぶだけで確認できます- 「家族に相談してから」と伝えて、その場では決めない
- 「今だけ無料」「次はいつ来られるか分からない」と急がされても、急ぐ必要はありません
- 強引に居座られる、帰ってくれないなど身の危険が迫る緊急時は110番へ。緊急性のない相談は警察相談専用電話#9110にできます
渡す前に自治体収集の料金と比べてみましょう
巡回トラックで声をかけられやすい品目について、粗大ごみナビに収録している自治体公式データ(2026年5月時点)から料金例を挙げます。「無料」と聞いた直後だと高く感じるかもしれませんが、確実に処理される費用として見比べてみてください。
| 市区 | 品目 | 料金 | 申込み方法 |
|---|---|---|---|
| 横浜市 | 自転車 | 500円 | 電話・インターネット(24時間) |
| 八王子市 | ソファー(最長辺70cm以上) | 1,000円 | 電話・インターネット(24時間) |
| 大阪市 | 自転車 | 400円 | 電話・インターネット・チャットボット |
| 世田谷区 | ソファー(中) | 1,300円 | 電話・インターネット・ファクシミリ |
自転車やソファーのような品目でも数百円〜1,000円台で収集されています。多くの自治体で立ち会いは不要で、収集日の朝に指定場所へ出すだけです。運び出しが難しい場合は、家族や知人に手伝ってもらう、自治体の運び出し支援制度の有無を確認するといった方法もあります。
渡してしまった・請求されたときの相談先
すでに品物を渡してしまった、積み込み後に料金を請求されたという場合の相談先は次の4つです。
- 消費者ホットライン188:納得できない請求は支払う前に相談
- 自治体の廃棄物担当窓口:許可・委託のない業者の情報提供・確認
- 110番:脅すような取り立て・居座りなど、身の危険が迫る緊急時
- 警察相談専用電話#9110:緊急性のない相談(不安な対応を受けた、今後の対処を相談したいなど)
相談の進め方や手元に残しておく資料は「無料回収」チラシの見分け方の記事、見積もりより高い請求への対処は不用品回収の高額請求への対処法の記事で詳しく解説しています。
よくある質問
掲載している料金・申込方法は各自治体の公式情報をもとに作成していますが、改定等により実際と異なる場合があります。お申し込み前に必ず各自治体の公式情報をご確認ください。