テレビ台は粗大ごみに出せますか?(テレビ本体との違い)
テレビ台は「普通の粗大ごみ」として自治体の収集に出せます。料金の目安は250円〜1,300円です(2026年5月時点・主要8都市比較)。一方、テレビ本体は家電リサイクル法の対象で、粗大ごみには出せません。台と本体で処分ルートが完全に分かれます。
テレビ台(テレビボード・AVボード・AVラックとも呼ばれます)は、木製・金属製・ガラス製を問わず、規定サイズ(一辺30cmなど・基準は自治体により異なります)を超えれば粗大ごみに分類されます。家具として扱われるため、タンスや本棚と同じ感覚で申し込めばよく、手続き自体は難しくありません。
注意したいのは、テレビ台まわりの処分で最も多い誤解、「テレビ本体も一緒に粗大ごみに出せる」という思い込みです。テレビ(液晶・有機EL・プラズマ・ブラウン管)は家電リサイクル法の対象4品目のひとつで、どの自治体でも粗大ごみとして収集していません。リサイクル料金を支払って、指定引取場所への持ち込みや小売店経由での引き渡しなど、専用のルートで処分する必要があります。
つまり「テレビとテレビ台をまとめて買い替える」ときは、台は自治体の粗大ごみ、本体は家電リサイクルと、2つの手続きを並行して進めることになります。テレビ本体の具体的な処分手順とリサイクル料金は、テレビの処分方法の記事で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
主要8都市のテレビ台 粗大ごみ料金比較表
粗大ごみナビに収録している自治体公式データ(2026年5月時点)から、主要8都市のテレビ台の処分料金を比較しました。市区名のリンクから、その市区の全品目の料金を確認できます。
| 市区 | 料金(収集) | 区分・備考 |
|---|---|---|
| 千代田区 | 300円〜900円 | 幅1m未満300円/幅1m以上600円(ガラス製天板は900円)/スタンド型900円 |
| 新宿区 | 400円 | テレビ台(一律) |
| 渋谷区 | 400円〜1,300円 | 幅1m未満400円/幅1m以上900円(天板ガラスは1,300円) |
| 八王子市 | 500円〜1,000円 | 「たんす・収納」区分。最長辺100cm未満500円/100cm以上1,000円 |
| 横浜市 | 500円 | テレビ台(一律) |
| さいたま市 | 550円 | 粗大ごみ(一般)区分。品目によらず1点550円が基本 |
| 名古屋市 | 250円〜1,000円 | 高さ120cm・幅90cm未満250円/それ以上1,000円(AVボード含む) |
| 大阪市 | 200円〜1,000円 | 「その他品目」区分。最大辺1.5m未満200円〜2.5m以上1,000円のサイズ制 |
一般的なローボードサイズなら、多くの都市で250円〜600円程度に収まります。同じテレビ台でも、名古屋市の小型区分なら250円、渋谷区のガラス天板つき大型なら1,300円と、サイズ・素材・自治体の組み合わせで5倍近い差が出ることがわかります。まずはお手持ちのテレビ台の幅と高さを測り、どの区分にあてはまるかを確認するのが第一歩です。
ガラス扉・ガラス棚板つきのテレビ台はどこに注意すればいいですか?
テレビ台にはガラス扉やガラス棚板つきの製品が多く、この「ガラス」が料金と出し方の両方に影響することがあります。
ガラスの有無で料金区分が変わる自治体があります
千代田区では、幅1m以上のテレビ台が「ガラス製天板以外」なら600円、「ガラス製天板」なら900円と、素材で料金が分かれています。渋谷区も同様に、幅1m以上で天板ガラス以外は900円、天板ガラスは1,300円です(いずれも2026年5月時点)。ガラスは収集時の破損リスクや処理の手間が大きいため、高めの区分になっていると考えられます。申込みの際は「ガラス天板かどうか」を正確に伝えましょう。
ガラス棚板を外して別に出せるかは自治体次第です
「ガラス板だけ外して不燃ごみに出せば安くなるのでは」と考える方もいらっしゃいますが、外した部材を含めて元の品目・大きさで判断する自治体が多く、必ず安くなるとは限りません。また、大きなガラス板は不燃ごみの規定サイズを超えることがほとんどです。自己判断で分解する前に、申込み窓口で扱いを確認することをおすすめします。
- 扉がガタつく場合は、収集までの間に開かないよう養生テープで固定しておくと安心です
- ヒビが入ったガラスは、収集作業中に割れてけがや散乱の原因になります。申込み時に破損状況を伝えましょう
- 外れやすい棚板・可動棚は、あらかじめ外して本体と一緒にまとめておくと収集がスムーズです(別品目扱いになるかは自治体にご確認ください)
コーナー型・ローボード・壁面収納型で料金は変わりますか?
ひと口にテレビ台といっても、形状によってサイズ区分が変わり、料金も変わります。代表的な3タイプの目安を整理します。
- ローボード(横長・低いタイプ):最も一般的な形状です。高さは低くても幅が1mを超える製品が多く、「幅(最長辺)」で区分する自治体では大きいほうの料金になりがちです。千代田区・渋谷区の「幅1m以上」区分がこの例です。
- コーナー型(三角形・L字型):部屋の角に置くタイプで、幅自体はコンパクトな製品が中心です。奥行きの対角線が意外と長いことがあるため、最長辺で測るルールの自治体では、正面幅ではなく一番長い辺を測って申告しましょう。
- 壁面収納型(ハイタイプ・テレビボード一体型):高さ180cmを超えるような大型製品は、最も大きい料金区分になるのが一般的です。八王子市のように「たんす・収納」として扱う自治体では、最長辺100cm以上の区分(1,000円・2026年5月時点)にあてはまります。左右のキャビネットなど複数ユニットに分かれる製品は「ユニットごとに1点」と数えられる場合があるため、申込み時に構成を伝えて点数を確認してください。
どのタイプでも共通するポイントは、「一番長い辺を測ってから申し込む」ことです。区分の境目(幅1m・最長辺100cmなど)の前後では料金が倍近く変わるため、メジャーでの実測をおすすめします。なお、解体して小さくしても元の大きさで判断する自治体が多いため、料金を下げる目的での解体は基本的に効果がありません。
配線・レコーダーなどの周辺機器はどう分ければいいですか?
テレビ台を処分するときは、台の中や裏にある機器・配線の分別もセットで発生します。「台に載せたまま全部粗大ごみ」にはできないため、次のように分けましょう。
| 品目 | 処分ルートの目安 |
|---|---|
| テレビ台本体 | 粗大ごみ(この記事のとおり) |
| テレビ本体 | 家電リサイクル法対象。粗大ごみ不可・リサイクル料金が必要 |
| ブルーレイ・DVDレコーダー、ゲーム機 | 小型家電回収ボックスまたは不燃ごみ(自治体により異なります) |
| HDMIケーブル・電源タップ・アンテナ線 | 小型家電回収または不燃ごみ(自治体により異なります) |
| リモコン(電池を抜いて) | 小型家電回収または不燃ごみ。電池は電池回収へ |
レコーダーやゲーム機は金属資源を多く含むため、多くの自治体が小型家電リサイクルの回収対象にしています。公共施設や家電量販店に設置された回収ボックスに投入できれば、費用はかかりません。投入口のサイズ(30cm×15cm程度が多め)を超える機器は、不燃ごみや粗大ごみ扱いになることもあるため、お住まいの自治体のルールをご確認ください。
また、収集当日までにやっておきたいのが「配線の取り外しと中身の空っぽ化」です。台の中にDVDやゲームソフト、説明書類が残ったままだと収集してもらえない場合があります。引き出し・扉の中まで空にして、本体だけの状態で出しましょう。
テレビ台を粗大ごみで出す手順【4ステップ】
テレビ台の処分は、多くの自治体で共通する「戸別収集」の4ステップで完了します。
幅・高さ・奥行きのうち一番長い辺を実測し、ガラス天板・ガラス扉の有無も確認。区分の境目(幅1mなど)に近い場合こそ正確に測りましょう。
💡 料金はアプリで市区と品目を選ぶだけでわかります電話またはインターネットで申込み。「テレビ台(サイズ・ガラスの有無)」と個数を伝え、収集日と出す場所を確認します。壁面収納型は点数の数え方もここで確認を。
コンビニ等で指定金額分の処理券を購入し、受付番号を記入してテレビ台の見やすい場所に貼ります。
当日の朝8時頃まで(時刻は自治体により異なります)に自宅前など指定の場所へ。配線類は外し、引き出し・扉の中は空っぽにしておきます。
よくある質問
掲載している料金・申込方法は各自治体の公式情報をもとに作成していますが、改定等により実際と異なる場合があります。お申し込み前に必ず各自治体の公式情報をご確認ください。