こたつは何ごみ?本体・天板・布団で分別が違いますか?
こたつ本体は多くの自治体で粗大ごみに分類され、料金は200円〜1,300円が目安です(2026年5月時点・主要8都市比較)。ただし「本体(やぐら+ヒーター)」「天板」「こたつ布団」で品目や分別が分かれる自治体があり、まとめて1品目として出せる自治体もあります。申込み前の区分確認が失敗しないポイントです。
こたつは「テーブル型の家具」でありながら「電気製品」でもある、少し特殊な品目です。構造としては、脚のついた枠組み(やぐら)にヒーターユニットが取り付けられ、その上に天板を載せ、間にこたつ布団を挟んで使います。
この構造のため、自治体の品目リストでは次のようにパターンが分かれます。
- まとめて1品目タイプ:「こたつ(板とセット)」のように、天板ごと1品目として収集する自治体。横浜市が代表例です。
- パーツ別品目タイプ:「こたつ板」「こたつやぐら」を別々の品目として数える自治体。八王子市が代表例です。
- タイプ別料金タイプ:座卓を兼ねる「家具調こたつ」と、簡素な「やぐらこたつ」で料金を分ける自治体。千代田区・渋谷区・札幌市などです。
- サイズ別料金タイプ:最長辺の長さで料金が変わる自治体。新宿区・名古屋市などです。
さらに、こたつ布団は「布団」の扱いになるのが一般的で、本体とは別の品目・別の分別になります。つまり同じ「こたつ一式」でも、住んでいる市区によって申込みの数え方と合計金額が変わるということです。まずは実際の料金を比較してみましょう。
主要8都市のこたつ粗大ごみ料金比較表
粗大ごみナビに収録している自治体公式データ(2026年5月時点)から、こたつ関連品目の料金を8都市で比較しました。市区名のリンクから、その市区の全品目の料金を確認できます。
| 市区 | 品目・区分 | 料金(※2026年5月時点) |
|---|---|---|
| 千代田区 | 家具調電気こたつ 家具調以外のこたつ こたつ板 | 600円 300円 300円 |
| 新宿区 | こたつ(100cm未満) こたつ(100cm以上150cm未満) こたつ(150cm以上) | 400円 900円 1,300円 |
| 渋谷区 | こたつ(やぐら・天板) 家具調電気こたつ | 400円 900円 |
| 八王子市 | 家具調コタツ(最長辺100cm以上) こたつ板(最長辺100cm未満) こたつやぐら | 1,000円 200円 200円 |
| 横浜市 | こたつ(板とセット) | 500円 |
| 名古屋市 | こたつ(最長辺100cm未満) こたつ(最長辺100cm以上) | 500円 1,000円 |
| 京都市 | こたつ(標準型) こたつ(家具調・最長辺100cm以上) | 400円 800円 |
| 札幌市 | 家具調コタツ こたつ(小型) | 500円 200円 |
表を見比べると、いくつかの傾向が読み取れます。まず、座卓としても使える重厚な「家具調こたつ」は、シンプルなやぐらこたつより高めの設定です。渋谷区ではやぐら・天板が400円に対し家具調電気こたつは900円、京都市でも標準型400円に対し家具調(最長辺100cm以上)は800円と、およそ2倍の差があります。
また、新宿区や名古屋市のようにサイズ制の自治体では、120cm前後のワイドタイプかどうかで料金が変わります。申込み前に天板の最長辺をメジャーで測っておくと、受付での品目確定がスムーズです。
こたつを粗大ごみで出す手順はどうすればいいですか?
こたつの処分は、多くの自治体で共通する「戸別収集」の4ステップで完了します。ほかの家具と違うのは、ステップ1で「一式をどう数えるか」を確認しておく点です。
天板の最長辺を測り、家具調かやぐら型かを確認します。天板と本体を分けて申し込むか、まとめて1品目かは自治体によって異なるため、この時点で品目リストを確認しておきましょう。
💡 料金はアプリで市区と品目を選ぶだけでわかります電話またはインターネットで申込み。「こたつ(タイプ・サイズ)」と個数を伝え、こたつ布団も一緒に出す場合はその旨も申告して、収集日と出す場所を確認します。
コンビニ等で指定金額分の処理券を購入し、受付番号を記入して天板など見やすい場所に貼ります。天板と本体を別品目で申し込んだ場合は、それぞれに貼り忘れがないよう注意しましょう。
当日の朝8時頃まで(時刻は自治体により異なります)に自宅前など指定の場所へ。電源コードは本体に巻き付けるかテープで固定しておくと安全です。
天板・やぐら・ヒーターをバラして出すときの注意点は?
こたつはドライバー1本でヒーターユニットを外せる製品が多く、「バラして出したほうが安いのでは」と考える方も多いはずです。パーツごとの扱いを整理します。
天板・やぐらは「別品目」の自治体がある
八王子市では「こたつ板(最長辺100cm未満)」200円、「こたつやぐら」200円、「家具調コタツ(最長辺100cm以上)」1,000円と、パーツと完成品で品目が細かく分かれています。天板が割れたので天板だけ捨てたい、といった場合に200円で済むのは助かる設定です。
一方、横浜市の「こたつ(板とセット)」500円のように、セットで1品目とする自治体では、バラしても料金は変わらない場合があります。分解する前に、お住まいの自治体の品目リストで「板」「やぐら」が別々に載っているかを確認しましょう。
壊れたヒーターユニット単体は「粗大ごみ以外」になることも
ヒーターだけが故障して交換用ユニットに載せ替えるケースでは、古いヒーターユニット単体の処分が必要になります。取り外したユニットは一辺30cm程度(基準は自治体により異なります)に収まる大きさのものが多く、その場合は粗大ごみではなく不燃ごみや小型家電回収の対象になる自治体もあります。
扱いは自治体によって分かれるため、「こたつ用ヒーターユニット単体は何ごみか」を分別アプリや窓口で確認してから出すのが確実です。
- ヒーターユニットを外す際は、必ず電源プラグを抜いてから作業してください
- ネジや金具が古く固着している場合、無理にこじると天板の割れやけがにつながります
- 「元の大きさで判断する」ルールの自治体では、分解しても粗大ごみ扱いのままの場合があります
こたつ布団はどう捨てればいいですか?
こたつ布団は、本体とは別の品目です。多くの自治体で通常の掛け布団と同じ扱いになり、「布団」として粗大ごみで収集するパターンと、指定サイズに折りたたんで縛れば燃えるごみで出せるパターンに分かれます。
本体と同じ収集日にまとめて出せると手間が一度で済むため、申込み時に「こたつ布団も一緒に出したい」と伝えて、品目として受け付けてもらえるか確認するのがおすすめです。敷布団タイプのこたつ敷きやラグを併用している場合は、それぞれ品目が分かれることもあります。
布団全般の分別基準や自治体ごとの違いは、布団の捨て方の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
こたつを安く・スムーズに処分するコツはありますか?
1. シーズンオフの春〜夏に申し込む
こたつをしまう春から夏にかけては、暖房器具の処分申込みが少なく、収集予約が混み合いにくい傾向があります。3〜4月の引越しシーズンは全体的に予約が集中しやすいため、それを過ぎた5〜8月ごろに「今年の冬はもう使わない」と判断したこたつを片付けてしまうと、希望日に収集してもらいやすくなります。
2. 品目の数え方を確認してから申し込む
前述のとおり、天板と本体を別品目で数える自治体と、まとめて1品目の自治体があります。数え方を間違えると、処理券の金額不足で当日回収されないこともあります。申込みの電話やフォームで「こたつ一式を出したい。天板と本体は分けて数えますか」と確認しておくのが確実です。
3. 状態が良ければ譲渡・売却も検討する
まだ使えるこたつなら、フリマアプリや地元の掲示板サービスでの譲渡・売却も選択肢です。ただし需要が高まるのは秋以降のため、春〜夏はなかなか買い手がつかないこともあります。「シーズン前までに売れなければ粗大ごみへ」と期限を決めて切り替えるのがおすすめです。
よくある質問
掲載している料金・申込方法は各自治体の公式情報をもとに作成していますが、改定等により実際と異なる場合があります。お申し込み前に必ず各自治体の公式情報をご確認ください。