姿見・全身鏡は何ごみに分類されますか?
高さ120〜160cm程度ある姿見・全身鏡は、ほとんどの自治体で粗大ごみです。主要都市の処分料金は200円〜400円が目安です(2026年5月時点)。卓上ミラーなど小さな鏡は不燃ごみ扱いが一般的で、割れた鏡は梱包して不燃ごみに出すルールの自治体が多くなっています。
鏡が粗大ごみになるか不燃ごみになるかは、サイズで決まります。「一辺30cmを超えるものは粗大ごみ」という基準の自治体が多いものの、この基準は全国共通ではありません。
実際に、粗大ごみナビ収録の自治体ルールを見比べると、次のように差があります。
- 一辺30cm超:東京23区・京都市・大阪市・札幌市など。最も多い基準です
- 一辺50cm超または重さ約10kg超:名古屋市
- 金属製は30cm以上・木製などは50cm以上:横浜市(素材で基準が変わるタイプ)
- 一辺90cm以上:さいたま市(基準が大きめのタイプ)
- 指定ごみ袋(大45L)に入らないもの:福岡市(袋基準のタイプ)
姿見・全身鏡は高さが1mを超える製品が主流のため、どの基準で見てもほぼ確実に粗大ごみです。一方、卓上ミラーや手鏡は基準未満に収まることが多く、不燃ごみとして出せる自治体が多数派です。同じ「鏡」でも、大きさによって出し方がまったく違う点をまず押さえておきましょう。
主要8都市の鏡・姿見の粗大ごみ料金はいくらですか?
粗大ごみナビに収録している自治体公式データ(2026年5月時点)から、鏡・姿見と、比較用に鏡台(ドレッサー)の料金をまとめました。市区名のリンクから、その市区の全品目の料金を確認できます。
| 市区 | 鏡・姿見 | 鏡台(ドレッサー) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 八王子市 | 200円 | 500円 | 三面鏡も500円・持ち込みも可 |
| 千代田区 | 300円 | 300円〜900円 | 鏡台は高さ40cm・70cmで3区分 |
| 新宿区 | 400円 | 400円〜1,300円 | 鏡台は高さ40cm・70cmで3区分 |
| 渋谷区 | 400円(30cm角以上) | 400円〜1,300円 | 30cm角未満の鏡は不燃ごみへ |
| 横浜市 | ― | 500円 | 収録データは鏡台の区分 |
| 名古屋市 | ― | 500円 | 鏡台・ドレッサーの区分・持ち込みも可 |
| 京都市 | ― | 400円 | 鏡台・ドレッサーの区分・持ち込みも可 |
| 札幌市 | ― | 500円 | 鏡台・ドレッサーの区分・持ち込みも可 |
姿見そのものは200円〜400円と、粗大ごみの中では安い部類です。例えば八王子市の「額・姿見」は200円、千代田区の「鏡・姿見」は300円です(※2026年5月時点)。一方、鏡が台と一体になった鏡台(ドレッサー)は別品目となり、高さによっては1,300円まで上がります。「姿見として出すのか、鏡台として出すのか」で料金が変わるため、申込み時の品目の伝え方が大切です。
割れた鏡はどうやって安全に出せばいいですか?
割れた鏡は、収集作業員の方や自分自身がけがをしないよう、梱包と表示がなにより重要です。多くの自治体では、割れた鏡は粗大ごみではなく不燃ごみとして出すルールになっていますが、区分は自治体により異なるため、迷ったら申込み窓口に確認しましょう。ここでは一般的な梱包手順を4ステップで紹介します。
軍手や革手袋を着け、大きな破片から順に回収します。細かい破片は箒と塵取りで集め、目に見えない粉状のガラスは濡らした新聞紙やガムテープで押さえるように取ると安全です。
💡 素手・薄いゴム手袋だけでの作業は避けましょう破片は新聞紙で二重三重に包み、さらに厚紙やダンボールで挟んでテープで固定します。ヒビが入っただけの鏡も、運搬中に割れないよう鏡面全体にガムテープを貼って飛散を防ぎます。
ほかのごみと同じ袋に入れず、割れた鏡だけで袋を分けます。袋の見やすい位置に油性ペンで「キケン」「ワレモノ」「ガラス」などと大きく書き、中身がわかるようにします。
💡 表示があるだけで収集作業員のけが防止につながります梱包した破片は不燃ごみの収集日に出すのが一般的です。フレームが大きく残っている場合は、フレーム部分だけ粗大ごみになることもあるため、判断に迷ったら自治体の窓口に確認しましょう。
- 指定袋を突き破るような大きな破片は、無理に袋へ入れず厚紙で覆ってから出しましょう
- 破片を屋外に放置すると、風で飛んだり通行人がけがをしたりする恐れがあります。収集日まで屋内で保管するのが安全です
- 掃除機で大きな破片を吸うと内部を傷めることがあります。大きな破片は手で回収してから掃除機をかけましょう
スタンドミラー・壁掛け・ドア掛けで扱いは変わりますか?
ひとくちに全身鏡といっても、タイプによって品目区分や注意点が少しずつ異なります。ご自宅の鏡がどのタイプかを確認してから申し込みましょう。
スタンドミラー(脚付きの姿見)
床置きで角度を変えられる脚付きタイプは、最も標準的な「姿見」です。高さが基準を超えるため粗大ごみとして申し込みます。八王子市の「額・姿見」200円、新宿区の「鏡・姿見」400円のように、専用の品目が用意されている自治体が多いです(※2026年5月時点)。
壁掛けミラー
壁にネジやフックで固定するタイプです。サイズが基準を超えれば粗大ごみ、基準未満なら不燃ごみと、大きさで判断されます。渋谷区のように「鏡(30cm角以上)」と粗大ごみの条件を明記している自治体もあります。取り外しの際は落下による破損に注意しましょう。
ドア掛け・つっぱりタイプ
ドアの上部に引っ掛ける薄型タイプは、厚みこそ数センチですが、多くの自治体は「最も長い辺」でサイズを判断するため、長さが基準を超えれば粗大ごみです。フレームを外して分解しても元の大きさで判断する自治体が多い点にご注意ください。
三面鏡・鏡台(ドレッサー)
鏡が台や収納と一体になっているものは「姿見」ではなく「鏡台」という別品目になります。八王子市では三面鏡・鏡台とも500円、千代田区・新宿区・渋谷区では高さ40cm・70cmを境に300円〜1,300円の3区分です(※2026年5月時点)。姿見より高くなる傾向があるため、申込み前に品目を正しく確認しましょう。鏡台の詳しい出し方はドレッサー・鏡台の処分ガイドで解説しています。
鏡はなぜ資源ごみにならないのですか?
「鏡はガラスだから、瓶と同じ資源回収に出せるのでは?」と考える方は多いのですが、鏡を資源ごみとして回収する自治体はほとんどありません。理由は、鏡が「ただのガラス」ではないからです。
鏡は、板ガラスの裏面に銀などの金属をごく薄い膜にして焼き付け、その上を保護塗料でコーティングして作られています。この金属膜があるため、瓶やコップなどの容器ガラスとは組成(材料の配合)や溶ける温度が異なります。リサイクル工場で容器ガラスに鏡が混ざると、再生ガラスに不純物が入り、品質を大きく損なってしまうのです。
同じ理由で、耐熱ガラス・クリスタルガラス・板ガラスなども資源回収の対象外とする自治体が一般的です。ガラス製品なら何でも資源になるわけではない、と覚えておくと分別に迷いません。鏡は「小さければ不燃ごみ・大きければ粗大ごみ」が基本と考えておきましょう。
姿見を粗大ごみで出す手順はどうすればいいですか?
割れていない姿見・全身鏡は、多くの自治体で共通する「戸別収集」の4ステップで処分できます。
高さ(最長辺)を測り、姿見か鏡台かを確認します。台や収納と一体なら「鏡台」、鏡だけなら「姿見」で申し込みます。
💡 料金はアプリで市区と品目を選ぶだけでわかります電話またはインターネットで申込み。品目「姿見(または鏡)」と個数を伝え、収集日と出す場所を確認します。
コンビニ等で指定金額分の処理券を購入し、受付番号を記入して鏡面以外の見やすい場所に貼ります。
当日の朝8時頃まで(時刻は自治体により異なります)に自宅前など指定の場所へ。倒れて割れないよう、壁に立てかけるか寝かせて置くと安心です。
収集までは一般的に1〜2週間程度かかることが多いです。引越しなどで期限がある場合は、早めの申込みをおすすめします。八王子市・名古屋市・京都市・札幌市のように処理施設への持ち込みに対応している自治体もあり、収集日を待たずに処分できる場合があります(※2026年5月時点の収録データ)。
よくある質問
掲載している料金・申込方法は各自治体の公式情報をもとに作成していますが、改定等により実際と異なる場合があります。お申し込み前に必ず各自治体の公式情報をご確認ください。