ラグとホットカーペットで捨て方はどう違いますか?
ラグは「布製の敷物」、ホットカーペットは「ヒーター線が入った電気製品」です。どちらも粗大ごみになることが多い点は同じですが、品目区分や料金が分かれている自治体があり、出す前の準備も異なります。ホットカーペットは切断せず、そのままの状態で出すのが原則です。
衣替えや引越しの時期になると、「ラグとホットカーペットをまとめて処分したい」という場面がよくあります。見た目はどちらも同じ敷物ですが、ごみとしての性質はまったく別物です。
ラグやじゅうたんは布・繊維でできているため、小さくたためるものは普通ごみとして扱われる余地があります。一方、ホットカーペットは内部に電気を通すヒーター線が張り巡らされた家電製品です。そのため「小さくして出す」という発想が通用せず、自治体によっては布製のカーペットと別の品目・別の料金になっています。
まずは、この違いが料金にどう表れているのか、実際のデータで見比べてみましょう。
主要9都市のラグ・ホットカーペット料金比較表
粗大ごみナビに収録している自治体公式データ(2026年5月時点)から、主要9都市の「ラグ・カーペット(布製)」と「ホットカーペット」の料金を比較しました。市区名のリンクから、その市区の全品目の料金を確認できます。
| 市区 | ラグ・カーペット(布製) | ホットカーペット | 備考 |
|---|---|---|---|
| 千代田区 | 300円(1畳以下)/600円(1畳超) | 同区分・同額 | 「敷物・ホットカーペット」の同一区分 |
| 新宿区 | — | 400円(1畳以下)/900円(1畳超) | タイルカーペット(5枚まで)は400円 |
| 渋谷区 | 400円(1畳以下)/900円(1畳超) | 同区分・同額 | 「敷物・ホットカーペット」の同一区分 |
| 八王子市 | 200円(6畳未満)/500円(6畳以上) | 200円(6畳未満)/500円(6畳以上) | 布製と電気で別品目・料金は同水準 |
| 横浜市 | 500円(カーペット類) | — | 畳数によらず一律区分 |
| 名古屋市 | 500円(6畳未満)/1,000円(6畳以上) | 500円(6畳未満)/1,000円(6畳以上) | 布製と電気で別品目・料金は同水準 |
| 京都市 | 400円(6畳未満)/800円(6畳以上) | — | |
| 札幌市 | 200円(6畳未満)/500円(6畳以上) | — | ウッドカーペットは500円/1,000円 |
| 福岡市 | 500円(6畳未満)/1,000円(6畳以上) | — |
比較して見えてくるポイントは3つです。
- ラグもホットカーペットも200円〜1,000円が目安:大型家具に比べると手頃な料金帯です。例えば八王子市はどちらも6畳未満なら200円で出せます(※2026年5月時点)。
- サイズの区切りは自治体で異なる:千代田区・渋谷区は「1畳」、八王子市・名古屋市は「6畳」が料金の境目です。申込み前に畳数を確認しておきましょう。
- 同一区分の自治体と別品目の自治体がある:千代田区や渋谷区のように「敷物・ホットカーペット」をひとつの区分にまとめている自治体もあれば、八王子市や名古屋市のように布製と電気製品を別品目にしている自治体もあります。
ホットカーペットの捨て方でやってはいけないことは?
結論から言うと、いちばんやってはいけないのは「切断して小さくすること」です。理由と合わせて、出す前の準備を確認しましょう。
ヒーター線が入っているため切断はNG
ホットカーペットの内部には、電気を通して発熱するヒーター線が全面に張り巡らされています。カッターやはさみで切断すると、ヒーター線の切り口でけがをするおそれがあるほか、断線した状態で通電すれば発火の原因にもなりかねません。
また、切って小さくしても「元の大きさで判断する」ルールの自治体が多いため、普通ごみとして出せるようになるわけではありません。労力とリスクに見合わないので、そのままの状態で粗大ごみとして申し込みましょう。
小型家電回収の対象になる自治体もある
ホットカーペットは家電製品のため、自治体によっては小型家電リサイクルの回収対象に含めている場合があります。1畳以下のコンパクトなタイプなら、回収ボックスや拠点回収で無料で引き取ってもらえる可能性もあります。
ただし、対象品目や受け入れサイズは自治体によって大きく異なります。「粗大ごみで出す前に、小型家電回収の対象かどうかを一度確認してみる」という順番で調べると、処分費用を抑えられることがあります。
コントローラーとカバーは分けて考える
ホットカーペットを出すときは、付属品の扱いも整理しておきましょう。
- コントローラー(温度調節器):本体と分離できるタイプは、本体と一緒に粗大ごみとして出せることが多いです。扱いに迷ったら、申込み時に「コントローラーも一緒に出したい」と伝えておくと安心です。
- カバー(布製):本体から外して、サイズが基準内なら可燃ごみへ。地域に布類の資源回収がある場合は、洗濯してから資源に出せることもあります。
- 電源コード:本体から外れないものはそのままで問題ありません。無理に引き抜いたり切ったりしないようにしましょう。
ラグ・カーペットの正しい出し方は?
布製のラグは、ホットカーペットと違って「小さくまとめる」工夫がそのまま活きます。ポイントは2つです。
丸めて紐でしばるのが基本
ラグやじゅうたんを粗大ごみに出すときは、広げたままではなく、くるくると丸めて紐でしばっておくのが基本です。収集作業がしやすくなるだけでなく、風でめくれたり雨を吸って重くなったりするのを防げます。粗大ごみ処理券は、丸めた外側の見やすい位置に貼りましょう。
大きなじゅうたんで丸めても長さが出る場合は、二つ折りにしてから丸めるとコンパクトになります。折りたたみ方に指定がある自治体もあるため、申込み時の案内に従ってください。
洗える薄手のラグは「サイズ次第」で普通ごみの可能性も
最近増えている洗える薄手のラグやマットは、小さく折りたためるものが多いです。粗大ごみの基準(一辺30cmや50cmなど・基準は自治体により異なります)より小さくまとまるなら、可燃ごみとして出せる自治体もあります。
ただし、「たためば小さくなるもの」をどう判断するかは自治体によって分かれます。厚手のラグや大きなじゅうたんは素直に粗大ごみへ、薄手の小さなものは自治体のルールを確認してから、と使い分けるのが確実です。
粗大ごみで出す手順はどうすればいいですか?【共通4ステップ】
ラグもホットカーペットも、粗大ごみとして出す流れは共通です。多くの自治体で採用されている「戸別収集」の4ステップを確認しましょう。
ラグなら「何畳サイズか」、ホットカーペットなら「畳数と、布製カーペットと別品目かどうか」を確認します。1畳・6畳など料金の境目は自治体により異なります。
💡 料金はアプリで市区と品目を選ぶだけでわかります電話またはインターネットで申込み。「ラグ(6畳未満)」「ホットカーペット(2畳)」のように品目とサイズを正しく伝え、収集日と出す場所を確認します。
コンビニ等で指定金額分の処理券を購入し、受付番号を記入。ラグは丸めて紐でしばった外側に、ホットカーペットは折りたたんだ見やすい面に貼ります。
当日の朝8時頃まで(時刻は自治体により異なります)に自宅前など指定の場所へ。雨の予報の日は、ラグが水を吸って重くなる前に朝出すのがおすすめです。
- スピーカーで巡回するトラックや無料回収チラシの業者には、積み込み後に高額請求するトラブル事例が報告されています
- 家庭の粗大ごみを有料で収集できるのは「一般廃棄物処理業の許可」を持つ業者だけです
- 困ったときは自治体の窓口か消費生活センターに相談しましょう
よくある質問
掲載している料金・申込方法は各自治体の公式情報をもとに作成していますが、改定等により実際と異なる場合があります。お申し込み前に必ず各自治体の公式情報をご確認ください。